インストールレスプログラミング( ´ー`)

VBA , JavaScript , HTAなど 365アプリはインストール必要ですが、仕事に無いケースはほぼないから(・_・;)

(ΦωΦ)

今は全く時間の余裕が無いので,建設的な記事は書けないですね。

原子の構造作成に意識をまったく向けられませんでした。

明日仕事を追い越せるんじゃないかと,予測しているので,また教材作りに思いを馳せたいものです。

なにか書けることはないかなぁと考えていましたが,あまり思いつきません。
そこで,パソコンには入ってるけど使ってないなという人が多いであろう,OneNoteについて使っている立場で書いてみます。

OneNoteにはデメリットがけっこうあります。
 ①ファイルサイズがかなり大きくなる。
 ②動きが少しもっさりする。
 ③図形描画関連がとても貧弱。
 ④ページの削除がとてもあっさりできてしまい,戻せないケースがたくさんある。
 ⑤VBAが無い。OneTasticという支援環境はありますが,それほどではありません。

挙げてみると,こんなにたくさんデメリットがあります。
ではメリットは,

 ①手書きに特化している。ペンで書くことができ,手ではズームや移動ができるので,手書きに最も近い。
 ②どんな形式のファイルでもOneNoteに印刷という手順を通して,OneNote上で使えるデータとなる。
 ③貼った図形を背景にし,簡単にはずれたりしないようにできる。 
 ④帯域が細い環境でも遅延に対して許容的だと思う。
 ⑤ファイルシステムがかなり独特だが,面白みがある。
 

メリットもたくさんあります。

授業中,ノート代わりに書かせる,ということを考えるなら,OneNoteより優れていて,手軽に導入できるソフトはちょっと思いつきません。
Word,Powerpoint等でも教材を作成し,配布し,書かせるということをしたことがありますが,配置していたデータが消えたりどこかに移動したり,とても使い物にはなりませんでした。

手書きをさせるなら,OneNoteは圧倒的に強いソフトだと思います。

もしかしたらほかにも手書きに向いたソフトはあるのかもしれません。
ですが,OneNoteはOfficeの一部としてほとんどのパソコンに入っているものだというのはかなり大きいです。

PDFだろうと,Wordであろうと,印刷できるものならなんでもOneNoteに貼り込むことができます。
実際生徒たちはSnippingToolも自由自在に使いこなすようになりましたが,それらを合わせると,かなりいろいろできるようになっています。

デメリットの④はシステムフォルダ以外でならノートブックのごみ箱という機能がちゃんと用意されています。
現在はそれを活かす運用ができていないせいで困っていますが,次年度はきちんと考えて対応したいところです。

ファイルが独特という話はとても大事です。
OneNoteではセクションと呼ばれるものが1つのファイルです。
その中の各ページはファイルとしてはわかれていません。ですので,配布したり回収したりできるのはセクション単位ということになります。

OneNoteでノートブックを作ると,
f:id:chemiphys:20170201222509p:plain
そこに OneNote2016では ノートブックを開く.onetoc2 というファイルができます。他のバージョンでも同じような感じの特殊なファイルを作ります。

このファイルがある場所をOneNoteはノートに変えていくという感じの仕組みがあるので,上の図のような場合,ファイル1~ファイル4というセクションを持つブックになります。
f:id:chemiphys:20170201222740p:plain

若干同期に時間はかかりますが,フォルダ内でファイル名を変更したりした分もちゃんとノートの構造に反映されますから面白いです。
サブフォルダを作っていけば,ノートも階層構造にできていきます。


クラスで40ものOneNoteのセクションファイルを配布したり回収するわけですが,いちいち開くのは大変です。

ですが,そういうときに,40個のセクションファイルが入っている中に,さっきの ノートブックを開く.onetoc2 (バージョンによりファイル名が若干異なる場合はすみません。少しうろおぼえ)を放り込んでそのファイルを開きます。すると,回収した40個のファイルをあたかもページのようにめくっていけますので,すばやく閲覧することが可能だったりします。

f:id:chemiphys:20170201223157p:plain
ノートブックをピン止めしてあげると,各セクションファイルを縦にずらっと並べることができ,この状態は閲覧にとても向いています。

意外に,大量の同じようなファイルを確認しなきゃいけない教員に,便利なソフトである一面があります。


OneNoteを実際ノート代わりに使おうとするなら,クイックアクセスツールバーにどんどん使うキーを入れておかないと,面倒です。画面が広いパソコンでなら,リボンを出しっぱなしでいいでしょうけど,タブレットは画面が狭い。クイックツールバーが最大の仲間となります。

f:id:chemiphys:20170201224058p:plain  f:id:chemiphys:20170201224104p:plain
お気に入りのペンや,タッチペンに消しゴム機能が無い場合は消しゴム,必要なズーム関係のボタン,気軽に太さや色を変えれる機能。

このあたりをクイックアクセスツールバーに登録して使い始めると,OneNoteはとても使いやすいものになってきます。

一度も使ってみたことない方で,タッチペン付きのタブレット等お持ちの方は試してみられてください。

意外におもしろいソフトです。

ファイルシステムを理解し,慣れてくるとなかなかよくできたソフトだと感心しています。